グループI開幕戦、フランス対セネガル。ブックメーカーはフランスの圧勝を想定し、-1.5のハンディキャップラインを提示している。しかし、この数字は実態を正確に反映していない。なぜなら、フランスの守備には明確な弱点があり、セネガルにはそれを突く手段が揃っているからだ。
フランスの守備は堅牢か?
デシャン監督が採用する4-2-3-1は攻撃的だが、バランスを欠く。L'Équipeが報じたように、この布陣は「前のめり」であり、守備面で「危険なバランスの課題」を抱えている。実際、直近の親善試合ではコートジボワールに2失点、北アイルランドにも1失点を喫した。いずれも相手の速攻に背後を突かれた形だ。UpamecanoとSalibaのセンターバックコンビは個人能力は高いが、カバーリングの連係にはまだ不安が残る。Theo HernandezとKoundéの高い位置取りも、裏のスペースを晒す要因となる。
セネガルは準備万端
セネガルにとって、この試合は特別な意味を持つ。2002年のW杯での勝利を記憶する彼らは、再び世界に衝撃を与える機会を狙っている。そして、その準備は整った。最大の不安材料だったKoulibalyとIdrissa Gueyeの復帰は極めて大きい。アメリカ戦で崩壊した守備陣に、彼らの経験とリーダーシップが戻る。KoulibalyのカバーリングとGueyeの球際の強さは、フランスの攻撃を一定以上に抑える上で不可欠だ。前線にはMané、Jackson、Ismaïla Sarrと、どのDFも一対一で苦しめられるスピードと決定力を兼ね備えた選手が並ぶ。フランスが攻め込み、背後が空いた瞬間を彼らが逃すはずがない。
モチベーションと試合の重要性
グループリーグ初戦は、何よりも結果が求められる。セネガルは格上のフランスに対して引き分け、あるいは1点差負けでも十分に及第点を得られる。対照的に、フランスは1998年王者として、また前回大会準優勝国として、大勝を期待される立場だ。このプレッシャーは、時に足をすくませる。セネガルは完全にアンダードッグの立場で、リラックスして自分たちのサッカーができる。Pape Thiaw監督も「真の姿を見せる」と宣言しており、守りに入るつもりはない。




